ヤドカリ/イソヨコバサミ のバックアップの現在との差分(No.5)


  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
&size(12){&color(#666666){&topicpath;};};

* イソヨコバサミ('''Clibanarius virescens''') [#tfb8f76d]

#ref(virescens.jpg,around,40%);
南方起源のヤドカリで鉗脚は左右同大。
南方起源((暖海起源とも言う=暖海性のヤドカリの祖先から分化した種。南方起源と北方起源は、それぞれ別の祖先から収斂進化し、似た形質を持ったとする説もある。))のヤドカリで鉗脚は左右同大。
我国の岩礁潮間帯を代表するヤドカリの一つで、南紀では[[ホンヤドカリ>ヤドカリ/ホンヤドカリ]]の次によく見られるが、日本海側では少ない。
体色は[[ホンヤドカリ>ヤドカリ/ホンヤドカリ]]同様に地味だが、鉗脚と歩脚の黄色が非常に目立つ。また第1・第2触覚の青と、第1触覚先端のオレンジがコントラストを為し、よく見ると非常に美しい。眼には星が飛ぶ。
房総半島以南。インド−西太平洋に広く分布。筆者はタイのプーケットで確認した。

一般に海棲ヤドカリの飼育は容易で、海水魚が長期飼育できる程度の環境さえ整っていれば2、3年は維持できる。本種も同様で強健な種類だが、魚等の鈍感な生き物に比べると水質悪化や水質の急変に弱い。またオカヤドカリ等に比べると非常に大食漢であるため、魚の残餌だけを与えていたのではすぐに姿を消す。
[[ホンヤドカリ>ヤドカリ/ホンヤドカリ]]等に比べると植食性がやや強いが、水槽中に生える藻(通称コケ)を食べることはほとんどない。
[[ホンヤドカリ>ヤドカリ/ホンヤドカリ]]等に比べると植食性がやや強い。ライブロックに生える石灰藻などを摘んでいるが、水槽面に生える藻(通称コケ)を食べることはない。

&color(#FF9900){&size(12){節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ鋼)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 異尾下目 > ヤドカリ上科 > ヤドカリ科 > ヨコバサミ属};};
&color(#FF9900){&size(12){節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ綱)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 異尾下目(ヤドカリ下目) > ホンヤドカリ上科 > ヤドカリ科 > ヨコバサミ属};};
&br;
----
***関連記事 [#na978d17]
ヤドカリ/イモガイヨコバサミ
ヤドカリ/サンゴヨコバサミ
ヤドカリ/ツマキヨコバサミ