ヤドカリ/イソヨコバサミ のバックアップ差分(No.2)


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* イソヨコバサミ('''Clibanarius virescens''') [#tfb8f76d]

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南方起源のヤドカリで鉗脚は左右同大。
我国の岩礁潮間帯を代表するヤドカリの一つで、南紀ではホンヤドカリの次によく見られるが、日本海側では少ない。
体色はホンヤドカリ同様に地味だが、鉗脚と歩脚の黄色が非常に目立つ。また第1・第2触覚の青と、第1触覚先端のオレンジがコントラストを為し、よく見ると非常に美しい。眼には星が飛ぶ。
房総半島以南。インド−西太平洋に広く分布。筆者はタイのプーケットで確認した。

一般に海棲ヤドカリの飼育は容易で、海水魚が長期飼育できる程度の環境さえ整っていれば2、3年は維持できる。本種も同様で強健な種類だが、魚等の鈍感な生き物に比べると水質悪化や水質の急変に弱い。またオカヤドカリ等に比べると非常に大食漢であるため、魚の残餌だけを与えていたのではすぐに姿を消す。
ホンヤドカリ等に比べると植食性がやや強いが、水槽中に生える藻(通称コケ)を食べることはほとんどない。

&color(#000099){&size(12){節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ鋼)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 異尾下目 > ヤドカリ上科 > ヤドカリ科 > ヨコバサミ属};};
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