カニ/ヒメイワオウギガニ のバックアップの現在との差分(No.5)


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* ヒメイワオウギガニ('''Eriphia scabricula''') [#g72de54a]

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熱帯から亜熱帯にかけての西太平洋に広く分布。我国では南西諸島や小笠原で見られるとされるが、この分布域からすると伊豆や南紀にいても不思議はない。
岩の穴や隙間、転石の下等に棲み隠れていて目立たないため、発見しにくいものと思われる。

[[イボイワオウギガニ>カニ/イボイワオウギガニ]]の様に干潮時に潮上帯の岩をウロウロする様なこともなく、天然下では発見することの難しいカニだが、マリンアクアリストにはお馴染み。
ライブロックから出てくるカニは、本種であることが多い。

[[イワオウギガニ>カニ/イワオウギガニ]]や[[イボイワオウギガニ>カニ/イボイワオウギガニ]]に比べると非常に小型だが、姿形はこの2種に似ている。体に比べ太く逞しい鉗脚が目立ち、いかにもサンゴや水槽内の他の生物に悪さをしそうに見えるが、実際にはとても臆病なカニで、他の生き物が餌を食べている近くで、ユラユラ揺れながらオコボレに与ろうとする様な気の弱いカニである。

海水魚が長期飼育可能なマリンアクアリウムであれば飼育は容易と思われる。ライブロックのレイアウトは成長した本種に崩される可能性は否定出来ない。魚との混泳は、魚の大きさによっては本種が餌食になってしまう可能性がある。磯のヤドカリ等との同時飼育は全く問題ない。

&color(#FF9900){&size(12){節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ綱)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 短尾下目 > イワオウギガニ上科 > イワオウギガニ科};};
&color(#FF9900){&size(12){節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ綱)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 短尾下目 > イワオウギガニ上科 > イワオウギガニ科 > イワオウギガニ属};};
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