カニ/トゲオウギガニ のバックアップ(No.1)
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[編集]トゲオウギガニ(Pilodius nigrocrinitus)
日本では相模湾以南に分布とされる。
外洋に面した磯の潮間帯下部から潮下帯にかけて、海藻が繁る様な場所で見られる。潮が引いた陸地でもウロウロしているオウギガニに比べ、本種が陸上に上がることはほとんどない。写真の様に海藻とともに干出してしまっていることは稀。
体中が毛に覆われ、そこに泥やデトリタスが付着しているため、この状態で海藻の陰に隠れているとなかなか見つけるのは難しいのだが、潮の引いたタイドプールでは活発に動き回っているため、残念ながら目立ってしまっている。
ケブカガニやケブカヒメヨコバサミと同所的に見られる。海藻の繁る様な場所では、この様に毛深くなる傾向があるのだろうか。
オウギガニの場合、捕まると死んだふりをすることで有名だが、本種は死んだふりはせず、海藻に必死でしがみついてもがくという行動をとる。
鉗脚の力が強いはずで、挟まれると泣くかもしれない。
節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ綱)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 短尾下目 > オウギガニ上科 > オウギガニ科 > トゲオウギガニ属
[編集]参考情報
水の中の本種を前からみたところ。体中が毛に覆われている。
甲部も毛に覆われているが、イソクズガニの様に、毛の先が鍵状になっているわけではなく海藻やゴミなどをくっつけている訳ではない。後ろに見える海藻は、しばらく本種がしがみついて離さなかったもの。
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