カニ/オキナワハクセンシオマネキ のバックアップソース(No.3)

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* オキナワハクセンシオマネキ('''Uca lactea perplexa''') [#b700ba8a]

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温帯域の干潟に棲息するハクセンシオマネキ('''Uca lactea lactea''')の亜種とされる。ハクセンは白線ではなく白扇の意。雄が雌を招くために振る大鉗脚を白扇に見立てた命名。
ハクセンシオマネキの甲部の模様も様々だが、オキナワハクセンシオマネキの甲部の模様を見ると、全くの別種ではないかと思える(ひょっとすると写真の個体が、本当に全くの別種である可能性もある)。
マングローブの林立する河口域の干潟に穴居し、潮が引くと現れ採餌あるいは繁殖を行う。遠くからでも大きな鉗脚を振る姿が目立つため、干潟ではとてもよく目立つカニだが、近付くと素早く穴に逃げ込むため、また足場の悪い泥干潟に棲むこともあり、観察・撮影とも非常に難しいカニと言える。

雄の鉗脚は、左右どちらが大きいかは特に決まっていない。右が大きいものもいれば、左が大きいものもいるが、これはテッポウエビ等と同じ様に、大きい方の鉗脚が脱落すれば、小さいほうの鉗脚が大きくなる代償再生と思われる。

&color(#FF9900){&size(12){節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ鋼)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 短尾下目 > スナガニ上科 > スナガニ科 > スナガニ亜科 > シオマネキ属};};

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