カニ/イソガニ のバックアップ差分(No.5)


  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
* イソガニ('''Hemigrapsus sanguineus''') [#ef8ea22d]

#ref(sanguineus.jpg,around,50%);
北海道から九州まで広く分布。岩礁磯の潮間帯に棲息。[[ヒライソガニ>カニ/ヒライソガニ]]が低潮帯付近に棲むのに比べ、本種は中潮帯付近の岩の隙間を住み処とする。また砂泥底、砂礫底には棲まず、転石を除けて出てくることは少ない。[[ヒライソガニ>カニ/ヒライソガニ]]との違いは、本種の甲の方が丸っぽく、また甲幅に比して脚が長いことで見分けが付く。またイソガニは個体毎の体色の変異が少なく、ほとんどの個体が写真の様な色・模様である。
ケフサイソガニとの違いだが、ケフサイソガニの棲む様な場所にはイソガニは棲めないので、見分ける必要は生じないと思われる。

磯ではよく目にするカニだが、[[ヒライソガニ>カニ/ヒライソガニ]]ほど数は多くない。またイソガニが棲息できる様な岩礁の磯が減っているため、全国的に棲息数も減っているものと思われる。

磯のカニの中では最も飼育しやすいカニで、海水魚が長期飼育できる程度のマリンアクアリウムで飼育可能。ライブロックのレイアウトは必ず崩されると覚悟した方が良い。それさえ我慢できれば魚との混泳も可能。磯のヤドカリとの同時飼育もあまり問題はないと思われる。
[[ヒライソガニ>カニ/ヒライソガニ]]に比べると脚が長いので、脱走への用心は必要。

&color(#FF9900){&size(12){節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ鋼)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 短尾下目 > イワガニ上科 > イワガニ科 > モクズガニ亜科 > イソガニ属};};
&color(#FF9900){&size(12){節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ綱)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 短尾下目 > イワガニ上科 > イワガニ科 > モクズガニ亜科 > イソガニ属};};
&br;
----
*** 参考情報 [#ndb3a986]
イソガニの甲部(左)とヒライソガニの甲部(右)
#ref(2iso.jpg,left);
本種の甲は丸っぽい。
&br;
----
***関連記事 [#ic7371c1]
カニ/ヒライソガニ