オカヤドカリ のバックアップ(No.3)


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[編集]オカヤドカリCoenobitidae

ヤシガニ属(Birgus)を含むオカヤドカリ科の総称。またはヤシガニを除くオカヤドカリ属(Coenobita)の総称。
オカヤドカリ属は日本に6種。オカヤドカリC.cavipes)、ナキオカヤドカリC.rugosus)、ムラサキオカヤドカリC.purpureus)、コムラサキオカヤドカリC.violascens)、オオナキオカヤドカリC.brevimanus)、サキシマオカヤドカリ?C.perlatus)が棲息(偶来種は除く)。
オカヤドカリ属全種が国指定天然記念物。

節足動物門 > 甲殻亜門 > 軟甲綱(エビ鋼)> 真軟甲亜綱 > ホンエビ上目 > 十脚目(エビ目)> 抱卵亜目(エビ亜目)> 異尾下目 > ヤドカリ上科 > オカヤドカリ科 > オカヤドカリ属、ヤシガニ属


[編集]関連情報

ヤシガニを含むオカヤドカリ科の生き物の中に群れで生活するものはいない。各地で棲息に適した場所(海に近く、外敵から身を守れ、温度他環境の急変が避けられ、適度に湿度が維持されている、例えばアダンの林等)が激減しているため、一見個体数が増えている様に誤解されるが、それは行き場を失った流浪の集団と見る方が正しいのではないだろうか。
大型の個体は主に単独で行動する。若い個体は集団でいる方が外敵から身を守れる可能性が高いために必然的に群れた様な状態でいることもあるが、特に集団生活を営んでいる訳ではない。むしろ貝殻の奪い合いや隠れ家の争奪戦で激しく闘争する。
また、採取される場合やマスメディアでの報道は繁殖期(撮影の際は特に満月=大潮の日)と重なるため、産卵のために海岸に集まってきたところを一網打尽にされることが多く、群れでウジャウジャいる様に誤解されている。

数年前にある販売業者が、「群れで生活しているのである程度の数で飼った方が良い」と、大量に売り捌くことを目的としたデマゴーグを行ったことがある。ヤラセか成り済ましか取り巻き客の自発意志によるものかは不明なものの、Blogや2ch等で凄まじいネットキャンペーンが繰り広げられた。
但し、消費者の反応は冷静であった。


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