サンショウウオ/カスミサンショウウオ

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[編集]カスミサンショウウオHynobius nebulosus

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西日本を代表する止水性サンショウウオ
本州の鈴鹿山脈以西に広く分布していたが、現在は生息域が孤立し、各所で絶滅の危機に瀕している。主たる要因は、棲息地(落葉樹の林床)や産卵地(捕食者のいない池や水田・湿地)の激減。外来種他の侵入も深刻な問題となっているものと思われる。
背に霞模様が入ることが和名の由来(英名もClouded salamander)。尾に黄条が入ることがこの種の特徴でトウキョウサンショウウオとの(棲息域は重ならないが)見分け方の一つとなっている。
自然下ではワラジムシやミミズの他、小昆虫を捕食している。幼生時はアカムシやイトミミズ、ミジンコ等を捕食している様だ。天敵は鳥、タヌキやキツネ、イタチ、最近では棲息地に入り込んでいるウシガエルやアライグマ等が脅威となっている場所もある。

脊索動物門 > 脊椎動物亜門 > 両生綱 > 有尾目(サンショウウオ目)> サンショウウオ亜目 > サンショウウオ科 > サンショウウオ属
環境省指定:絶滅危惧II類(VU*1

ちなみに、止水性・流水性とは卵嚢〜幼生までの生活環境を言い、我国に棲むサンショウウオ科17種*2の成体は全て陸棲。
オオサンショウウオ科は、成体になっても水棲。


[編集]参考情報

下写真は前肢の生え始めたカスミサンショウウオの幼生。カエルの幼生(オタマジャクシ)とは違い、前肢が先に生える。

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[編集]関連リンク

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*1 VU=Vulnerable=絶滅の危険が増大している。
*2 ここではオワリサンショウウオとヤマサンショウウオについては種と扱うのを控えた