カニ/コメツキガニ

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[編集]コメツキガニ(Scopimera globosa

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本州以南の河口の砂干潟に棲息。北海道南部にも限定的に分布するとされる。
とても小さなカニで、砂干潟に穴を掘り潜むため発見するのが難しそうだが、シオマネキやチゴガニ、また乾いた砂浜に潜むスナガニ等に比べると警戒心が薄く、穴の近くで待っているとすぐに姿を現す。
干潟の陸地を見渡すとアリの群れが動き回っているように大量に見られることもある。
体色は灰色や茶色など、棲んでいる砂地の色に似た色をしている。

基本的には巣穴からあまり離れることはなく、潮が引くと穴から出てきて周囲の砂を口に入れ砂中の微生物等を食べている。そのため巣穴の周りに多数の砂団子を積み上げる。
また決まった巣穴を持たず、あるいは追い出されたり埋まってしまったりしたか、干潟を走り回っている個体もよく見掛ける。
こういった個体は、柔らかい泥砂の場所にたどり着くと横向きに寝そべり、体をグルグル回して泥を掘り潜り込んでいく場合が多い。

ペットショップで見掛けることはまずないだろう。干潟の生物を長期飼育するにはそれなりの設備と覚悟が必要なので、みつけても捕まえて持って帰らない様にしたい。
(図鑑などでよく見る、薄く水を張って石を積み上げた様な“典型的なカニの飼い方”でも、メンテナンス次第では1年ぐらいキープ可能だが、ずっと隠れているカニでもあり飼育者が満足感を得られるとは思えない。また日々の世話が続くとも思えない)

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[編集]参考情報

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棲んでいる砂地によって体色がまちまちなコメツキガニ。中には、逆に目立ってしまっている個体もある。


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