カニ/オキナワハクセンシオマネキ

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[編集]オキナワハクセンシオマネキ(Uca lactea perplexa

perplexa.jpg

温帯域の干潟に棲息するハクセンシオマネキ(Uca lactea lactea)の亜種とされる。ハクセンは白線ではなく白扇の意。雄が雌を招くために振る大鉗脚を白扇に見立てた命名。
ハクセンシオマネキの甲部の模様も様々だが、オキナワハクセンシオマネキの甲部の模様を見ると、全くの別種ではないかと思える(ひょっとすると写真の個体が、本当に全くの別種である可能性もある)。
マングローブの林立する河口域の干潟に穴居し、潮が引くと現れ採餌あるいは繁殖を行う。遠くからでも大きな鉗脚を振る姿が目立つため、干潟ではとてもよく目立つカニだが、近付くと素早く穴に逃げ込むため、また足場の悪い泥干潟に棲むこともあり、観察・撮影とも非常に難しいカニと言える。

雄の鉗脚は、左右どちらが大きいかは特に決まっていない。右が大きいものもいれば、左が大きいものもいるが、これはテッポウエビ等と同じ様に、大きい方の鉗脚が脱落すれば、小さいほうの鉗脚が大きくなる代償再生と思われる。

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環境省指定:絶滅危惧II類(VU*1



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*1 VU=Vulnerable=絶滅の危険が増大している。