カニ/イソガニ

[編集]イソガニ(Hemigrapsus sanguineus

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北海道から九州まで広く分布。岩礁磯の潮間帯に棲息。ヒライソガニが低潮帯付近に棲むのに比べ、本種は中潮帯付近の岩の隙間を住み処とする。また砂泥底、砂礫底には棲まず、転石を除けて出てくることは少ない。ヒライソガニとの違いは、本種の甲の方が丸っぽく、また甲幅に比して脚が長いことで見分けが付く。またイソガニは個体毎の体色の変異が少なく、ほとんどの個体が写真の様な色・模様である。
ケフサイソガニ(タカノケフサイソガニ)との違いだが、ケフサイソガニ(タカノケフサイソガニ)の棲む様な場所にはイソガニは棲めないので、見分ける必要は生じないと思われる。
イワガニとは色合いや模様などが似ていて、どちらも岩陰等に潜んでいるため紛らわしいが、本種の甲は丸みを帯びていて、またイワガニの様な細いシワもないため、よく見れば見分けが付く。

磯ではよく目にするカニだが、ヒライソガニほど数は多くない。またイソガニが棲息できる様な岩礁の磯が減っているため、全国的に棲息数も減っているものと思われる。

磯のカニの中では最も飼育しやすいカニで、海水魚が長期飼育できる程度のマリンアクアリウムで飼育可能。ライブロックのレイアウトは必ず崩されると覚悟した方が良い。それさえ我慢できれば魚との混泳も可能。磯のヤドカリとの同時飼育もあまり問題はないと思われる。
ヒライソガニに比べると脚が長いので、脱走への用心は必要。

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[編集]参考情報

イソガニの甲部(左)とヒライソガニの甲部(右)

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本種の甲は丸っぽい。


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